クラシッド (クラリスロマイシン) の効果、効能、飲み合わせ

用語集

クラリスロマイシン (クラシッド) とは

クラリスロマイシン はマクロライド系抗生物質のひとつです。

咽頭炎、扁桃炎、慢性気管支炎の急性増悪、肺炎、皮膚感染症、非結核性抗酸菌、レジオネラによる感染症の治療、ヘリコバクター・ピロリの除菌療法に用いられます。

 

1970年代に大正製薬が創製し、1991年にアメリカ合衆国のアボット社によって市販されました。

マクロライドの化学合成はたいへん難しく、クラリスロマイシンはエリスロマイシンの修飾によって生まれた半合成マクロライドです。

 

服用方法

錠剤

成人:1日400mg(成分量)を2回に分けて服用
小児: 1日10~15mg(成分量)/ (体重1kgあたり)を2~3回に分けて服用

 

ドライシロップ

小児:用時懸濁し、1日10~15mg(成分量)/ (体重1kgあたり)あたりを2~3回に分けて服用

※疾患・症状によっては、別途服用方法が異なりますので、医師の指示を守って服用するようにしましょう。

 

飲み合わせがダメなもの

※下記のお薬と併用してはいけません。

  • オーラップ[成分:ピモジド] 統合失調症
  • クリアミン、ジヒデルゴトなど[エルゴタミン含有製剤] 片頭痛
  • アドシルカ[成分名:タダラフィル] 肺高血症
  • スンベプラ[成分名:アスナプレビル] C型慢性肝炎
  • バニヘップ[成分名:バニプレビル] C型慢性肝炎
  • ベルソムラ[スポレキサント] 不眠症
    ⇒クラリスには、お薬を代謝する酵素を阻害する作用があり、これらのお薬の代謝を阻害し作用を強め、副作用のリスクが高まる可能性があります。

 

 

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