合成副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)で、目、耳、鼻の炎症をおさえて症状を和らげます。
通常、眼科領域では眼瞼炎、結膜炎などの炎症性疾患、耳鼻科領域では外耳炎、中耳炎、アレルギー性鼻炎などの炎症性・アレルギー性疾患の治療に用いられます。
薬効分類
副腎皮質ホルモン(眼科用外用薬)
抗炎症作用や抗アレルギー作用によって眼瞼炎、結膜炎、角膜炎などの炎症性疾患や手術後の眼の炎症などを抑える薬
効能・効果
アレルギー性鼻炎
進行性壊疽性鼻炎
外眼部細菌感染の炎症性疾患
前眼部細菌感染の炎症性疾患
鼻及び咽喉頭部における術後の処置
用法・用量(主なもの)
- 点眼:1回1~2滴を1日1~数回点眼する
なお、症状により適宜増減する - 点鼻等:適量を1日1~数回点鼻、ネブライザー又はタンポンにて使用する
なお、症状により適宜増減する
副作用
主な副作用
過敏症、眼瞼炎、結膜炎、接触性皮膚炎、化膿性感染症、下垂体・副腎皮質系機能抑制、全身使用の場合と同様な症状、創傷治癒遅延
重大な副作用
緑内障、眼圧亢進、角膜ヘルペス、角膜真菌症、緑膿菌感染症、角膜穿孔、後嚢白内障
注意事項
病気や症状に応じた注意事項
- 禁止
- 過敏症
- 鼓膜穿孔
- 中耳炎
- 原則禁止
- 角膜潰瘍
- 角膜上皮剥離
- 結核性眼疾患
- 真菌性眼疾患
- ウイルス性角膜疾患
- ウイルス性結膜疾患
- 鼻にウイルス性疾患
- 鼻に結核性疾患
- 慎重投与
- 糖尿病
患者の属性に応じた注意事項
- 禁止
- 妊婦・産婦
- 慎重投与
- 新生児(低出生体重児を含む)
- 乳児
- 幼児・小児
- 注意
- 高齢者
- 投与に際する指示
- 高齢者
年齢や性別に応じた注意事項
- 慎重投与
- 2歳未満(0歳~1歳)
- 注意
- 高齢者(65歳~)
- 投与に際する指示
- 高齢者(65歳~)
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